カスタムマップの作成
マップの作成について解説します。TSU Battle Locations を参考にすることもできます。
開始
- マップを収録するための新規アドオンを作成します。
- マップの ID を決めます。これは小文字の単語構成文字 (半角英数字とアンダースコア) のみで構成され、かつ他の全てのマップに対して一意である必要があります。例:
holt_bridge
- ひとつのマップを構成するにあたり必要な「赤チームの拠点」「青チームの拠点」「戦闘域」を追加します。次の節以降で説明します。
拠点の作成: リスポーン地点の設定
赤チームの拠点を作成します。最初にリスポーン地点を設定します。
- 赤チームの拠点となるワークベンチを決め、そのタイルのロケーションを
ENVIRONMENT MODS
に追加します。 - スポーン地点となる場所にゾーンを追加します。試合中はプレイヤーはこのゾーンの中心にリスポーンします。
- 追加したゾーンのプロパティを開き、タグに
map=<MapID>,landscape=base,team=red
を追加します。<MapID>
は先に決めたマップ ID で置き換えます。
拠点の作成: 装備品ストレージの設定
次に装備品ストレージのスポーン地点を設定します。
- 装備品ストレージのスポーン地点にゾーンを追加します。
- 装備品ストレージはその底面の中心がゾーンの中心に来るように配置されるため、ゾーンの中心を地面と同じ高さになるように調整します。
- 追加したゾーンのプロパティを開き、タグに
map=<MapID>,landscape=storage
を追加します。<MapID>
は先に決めたマップ ID で置き換えます。
拠点の作成: 青チームの拠点
これで赤チームの拠点が設定できました。続いて青チームの拠点があるタイルのロケーションを ENVIRONMENT MODS に追加し、「拠点の作成: リスポーン地点の設定」と「拠点の作成: 装備品ストレージの設定」の内容を team=red
を team=blue
に読み替えて再度行います。
戦闘域の設定
戦闘域 (ゲームの地図に描画される白い円) の設定を追加します
- 地図を開き戦闘域の中心座標を決めます。
- アドオンエディタに戻り、その場所があるタイルのロケーションを ENVIRONMENT MODS に追加します。
- その場所にゾーンを追加します。
- 追加したゾーンのプロパティを開き、タグに
map=<MapID>,landscape=center,radius=<Radius>
を追加します。<MapID>
は先に決めたマップ ID に、<Radius>
は戦闘域の半径となる整数で置き換えます。
動作確認
これで設定が完了しました。「一般的な使い方」の内容に従ってゲームを作成し、マップが正常に機能しているか確認します。設定に失敗している場合は次のいずれかのエラーが表示されます。
- Red base zone is invalid: 赤チームの拠点が正しく設定されていません。「拠点の作成: リスポーン地点の設定」を見直してください。
- Blue base zone is invalid: 青チームの拠点が正しく設定されていません。「拠点の作成: リスポーン地点の設定」を見直してください。
- Operation zone center is invalid: 戦闘域のゾーンが正しく設定されていません。「戦闘域の設定」を見直してください。
- Operation zone radius is not number: 戦闘域の半径が正しく設定されていません。「戦闘域の設定」を見直してください。
他のマップの追加
他のマップを追加するにはこの手順を繰り返し行います。<MapID>
が重複しない限り同じアドオンに追加できます。